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2012.01.23

人材教育・No.2育成カテゴリーに「動物行動学から見る人材教育<馬銜を受けさせる〜絆を結ぶ>」を追加しました

-----ひと言で説明すると絆を結ぶことです-----

馬銜と書いて"はみ"と読みます。

                    (中略)
馬がライダーの指示を待ってその指示通りに動くためには、常にライダーに意識を向けておく必要があります。もし馬場の上を横切る鳥に気を取られたならば、次のライダーの指示を見逃したり反応が遅れたりします。指示を出した瞬間に反応する馬にするためには、ライダーは何をすれば良いのでしょうか。



-----馬銜受けとは信頼関係の構築です-----

馬が常にライダーに意識を向けていて指示を出した瞬間に反応させるためには、馬が常にライダーの指示を受け入れられる状態にしておかなければなりません。馬は被捕食動物ですので、自分の周りで素早く動くものがあれば本能的に反応するように出来ています。なにか気になるものが視界に飛び込んできた瞬間に馬の意識はそちらに向いてしまいます。従ってライダーに意識を集中していなければ、馬場の周りを犬が走り回ったり頭上をカラスが飛んだ時にはそちらに意識を向けるようになります。

そこでライダーは、馬とライダーとの間で信頼関係を築くところから始めます。これを「馬銜受け」と呼びます。馬銜を通してライダーは、自分に従っていることが最も安全であることを馬に伝えます。馬に対して常に一貫した指示を出し、わずかでも反抗を見せたならば一貫して叱り、従順に従ったならばその瞬間に一貫してほめることが求められます。ライダーが常に一貫した行動を取るならば、馬は何をすれば良いかの判断が容易となります。こうして馬がライダーを受け入れると、ライダーに全幅の信頼と畏怖・尊敬を感じるようになります。

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