2011.09.19
会計実学入門カテゴリーに「管理会計を過信すると倒産にたどり着く〜その2」を追加しました
−−−経営は科学です−−−
もちろん経営者の勘と経験は、経営において非常に大きな武器となります。
経営とは判断の連続ですから、ある事実に基づいてどう判断するかは経営者の腕の見せ所でしょう。
それでは優秀な経営者であれば、ゴミデーターからでも確実に正しい判断が出来るのでしょうか。
そんなはずはありません。優秀な経営者であればあるほど、その判断材料とするデーターには正確性を要求するはずです。
つまり経営者が勘と経験を活かすためには、科学的な根拠を持つ正確なデーターが必要となるのです。
その判断の根拠となるべき固定費と変動費の分類を勘と経験に頼るのは、間違った方法なのです。
それではどうすれば科学的な根拠を持つ固定費と変動費の分類が可能となるのでしょうか。
−−−固定費・変動費とはどのようなものかを再度考えてみましょう−−−
それではもう一度基本に立ち返ります。
固定費・変動費とはどのようなものだったのでしょうか。
「売上高や販売量の増減」に影響するかしないかで分類することになっていたはずです。
給料・仕入・外注費・減価償却費などの勘定科目で分類すること自体が間違いだったのです。
ということは「売上高や販売量の増減」に影響するかどうかをチェックすれば良いことになります。
そんな方法があるのでしょうか。
統計学といわれる学問があります。続きを読む・・・